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Indeed初心者でもOK! 応募率アップの秘訣

応募を増やして採用成功!Indeed(インディード)を活用した採用活動で、今より多くの応募を集めたいと考えている採用担当者様へ。この記事では、応募率アップに直結する秘訣と、データに基づく改善策をご紹介。採用活動の効率化につなげたい方、おすすめです!

そもそも応募率とは?

応募率とは、求人広告を閲覧した人が、実際に応募に至る割合のこと。応募率という指標は、さらに3つに分類されます。

1.応募率:Indeed(インディード)を閲覧している人が、求人をクリックして詳細画面を訪れ、応募ボタンをクリックして応募を開始し、応募を完了させる割合。【求人クリック→応募開始→応募完了】

2.応募開始率:求人をクリックして詳細画面を訪れた人が、応募ボタンをクリックして応募を開始する割合。【求人クリック→応募開始】

3.応募完了率:応募を開始した人が、応募を完了させる割合。【応募開始→応募完了】

これらの数値は、魅力的な求人広告になっているか、わかりやすい応募プロセスになっているかを評価する際の指標になります。

応募率が増えると

  • 採用候補者の幅が広がる
  • 採用コスト削減につながる

といった大きなメリットがあります。企業の成長や競争力にも関わってくるので、応募率アップのための施策は必須と言えるでしょう。

応募率の平均

Indeed(インディード)における全国・全職種の平均応募率は、0.5~1%(※)とされています(※100~200人がクリックして1人が応募)。0.5%をギリギリのラインとすると、これを下回る場合には何らかの対策を講じたいところです。

では、どこをどう対策したらいいのでしょうか?参考になるのが、応募開始率と応募完了率です。

応募開始率の全体平均は約1~3%。応募開始率が低い場合、「求人広告の内容」に改善点があることが多いです。

そして、応募完了率の全体平均は約30%。応募完了率が低い場合、求人広告の内容ではなく「応募フォーム」に問題があると思われます。

自社の数値と平均値を見比べることで、どこに問題があるのか、どう対策したらいいのかが見えてくるでしょう。

応募を増やす具体的な方法

応募を増やすための最適な方法は、企業によってさまざま。ここでは、基本的な考え方と具体的な方法を紹介していきます。

ターゲットを明確にする

求人広告掲載における重要なステップの1つが、「どんな人に応募してもらいたいか?」を決めること。Indeed(インディード)のような求人媒体では幅広い層にアピールすることもできますが、特定のターゲットを意識した求人広告なら応募率は格段にアップします。

あなたの会社は、どんな人を採用したいですか?年齢層、性別、居住地、スキル、経験、希望する働き方(フルタイム・パートタイムなど)……を明確に設定することが大切です。ターゲットが曖昧だと、求人広告の内容もぼやけてしまって求職者に響きません。

たとえば、製造業のオペレーターを募集したい場合。「工場勤務経験がある方」では、どの業種・役割を求めているのかが伝わりません。それを「自動車部品の加工業務経験が2年以上ある方」とすることで、応募者は“自分ごと”として捉えやすくなります。また、会社としても欲しい人材とのマッチ率が高くなり、採用につながらない応募を避けることになります。

募集要項を具体的に記載するために、ターゲットを明確にしておくこと。これは採用活動に不可欠なステップです。

ターゲットの能力、性格、価値観、経験、勤務条件などを洗い出す

求人広告を魅力的にする

採用活動において、求人広告は応募者との最初の接点です。第一印象でどれだけ「魅力的」に感じてもらえるかが、その後の応募率を大きく左右します。ここからは、より魅力的な求人広告にするためのポイントを見ていきましょう。

人気の検索キーワードを使う

求人広告で使う言葉は、応募者の目を引く重要な要素です。人気の検索キーワードを入れることで、検索結果に表示されやすくなるだけでなく、求職者の心に響くものになります。

たとえば、次のキーワードが注目されています。

  • 「未経験歓迎」:応募のハードルを下げ、幅広い求職者を引きつける。
  • 「高収入」「昇給あり」:給与面を重視している求職者に響く。
  • 「キャリアアップ可能」「資格取得支援あり」:スキルアップを目指す求職者には、長期的な成長が見込めることをアピールする言葉が効果的。

また、Indeed(インディード)のアプリから「人気の特徴・こだわりから探そう!」のキーワード一覧を確認することも、キーワード選びのヒントになります。

「人気の特徴・こだわりから
探そう!」でみる
キーワード一例

これらのキーワードを入れる際、自社ならではの強みに結びつけることが大切です。たとえば、「未経験者歓迎!充実した研修制度で安心スタート」「最新設備完備!快適な職場で働きませんか」など、具体的なエピソードを加えると訴求力が高まります。

募集要項をくわしく書く

求職者は求人広告を見る際に、「どんな仕事か」「自分に合っているか」を素早く判断します。募集要項は次のポイントを押さえたうえで、具体的かつ見やすく書きましょう。

  • 仕事内容を具体的に
    業務内容を箇条書きで簡潔に説明する。(例:「データ入力」「顧客対応(メール・電話)」など)
  • 給与・福利厚生を明確に
    具体的な数字や条件を記載する。(例:「月給◯万円~」「昇給年1回」「交通費全額支給」など)
  • 働きやすさをアピール
    ワークライフバランスを重視する求職者に響くポイントを強調する。(例:「残業ほぼなし」「土日祝休み」など)
  • 視覚的に整理
    箇条書きを多用して見出しをつけることで、情報が整理されて読みやすくなる。
  • 職場の雰囲気が伝わる写真
    職場の様子やスタッフの日常が伝わる写真を掲載することで、求職者がイメージしやすくなる。

具体的な情報が丁寧に書かれた求人広告ほど、「ここなら安心して応募できる」と求職者に感じてもらえます。

競合との差別化

求職者が同じ職種で複数の求人広告を比較している場合、自社の求人が選ばれるためには、他社との差別化が必須です。他社の求人広告にはどんなメリットが書かれているのかを把握したうえで、他社にはない「自社で働く魅力・メリット」をアピールしましょう。

  • 他社:「高時給」「手当充実」……給与面をアピール
  • 自社:「残業なし」「年間休日〇〇〇日」……働きやすさをアピール

表示回数やクリック数を上げる

応募を増やすためには、そもそもIndeed(インディード)に掲載されている膨大な数の求人広告の中から、自社の求人を見つけてもらうことが大前提になります。そのうえで、「詳細を知りたい」と思ってクリックしてもらう必要があるわけです。

自社の求人をIndeed(インディード)で上位に表示させ、クリック率を高めるためには、

  • 求人内容を定期的に更新する
  • スポンサー求人(有料オプション)を活用する
  • 検索されやすいキーワードを入れる
  • タイトルや写真を魅力的にする

……などの対策が必要です。くわしくは、以下のコラムをご覧ください。

WEBサイトの内容を充実させる

求職者が求人広告を見た後、「もっと詳しい情報を知りたい」と感じたときにアクセスするのが、企業のWEBサイトです。せっかく興味を持ってもらえても、WEBサイトの内容がイメージと違っていたり、WEBサイトがなかったり(!)すると、求職者のテンションは一気に下がります。WEBサイトの情報は、応募率に大きく影響するもの。次のポイントを意識しながら、見直してみましょう。

1.求職者が知りたい情報を掲載

企業のミッション、職場の写真、スタッフの声など、求職者自身が実際に働く姿をイメージしやすい内容にする。

2.スマホ対応のデザインに

何年も前に作ったままのWEBサイトになっていませんか? スマートフォンで見やすい文字サイズとレイアウトに変更し、求職者がストレスなく閲覧できるようにする。

3.定期的な情報更新

WEBサイトの情報が古いと、「この会社は活気がないのでは?」という印象を求職者に与える可能性が。採用情報は定期的に見直し、常に最新の状態に更新する。

企業のWEBサイトには、求人広告と同じくらい重要な役割があります。求職者が求める情報をわかりやすく、魅力的に伝えることで、応募率アップが期待できます。

応募画面の入力項目を少なくする

求人広告を見て「応募してみたい!」と思った求職者が、実際に応募を完了させるかどうかは、応募フォームの内容がカギとなります。入力項目が多すぎると途中で離脱されてしまう可能性が高く、応募画面をシンプルにすることはとても大切です。

なぜ入力項目を減らすべきなのか?
応募フォームへの入力は、「最初のハードル」です。スムーズに応募を進めたい求職者は、煩雑な項目や長時間の入力をストレスに感じ、「やっぱり他の仕事を探そう」と途中で離脱してしまうわけです。

ただ、企業としては最初に確認しておきたいことがあるのも事実。その場合、後日メールや職場見学で確認するようにして、まずは「応募者との接点をつくる」ことに重きを置きましょう。

データを活用して応募を増やそう!

応募を増やすためには、データを活用して現状を把握し、改善を重ねること。データ分析によって応募率の課題と改善点が明らかになり、より効果的な求人戦略を立てられるようになります。ここでは、応募率の見方やデータを活用した改善策を紹介していきます。

応募率の見方

応募率は、求人のパフォーマンスを測るための重要な指標です。以下の計算式で算出できます。

  • 応募率=応募数÷クリック数(求人の表示回数)×100(%)
  • 応募開始率=応募開始数÷クリック数(求人の表示回数)×100(%)
  • 応募完了率=応募数÷応募開始数×100(%)

先ほど平均応募率の話がありましたが、しっかり把握しておきたいのが自社の応募率。これはIndeed(インディード)管理画面から確認できます。

インディードアナリティクス画面で応募開始率と応募完了率を確認画像

上記のように、Indeed(インディード)管理画面から「アナリティクス(1)」を選択し、「求人とキャンペーン(2)」から「概要(3)」をクリック。最後に「期間(4)」を指定することで、その期間の「応募開始率(5)」「応募完了率(6)」などの指標を確認できます。(2025年7月)

2025年7月時点では、上記の画面からは応募率を確認できませんでしたが、「アナリティクス(1)」を選択し、「求人とキャンペーン(2)」から「詳細レポート(3)」をクリックすると、【指標の推移】画面が表示されます。最後に「期間(4)」を指定することで、その期間の各指標と「応募率(5)」の数値をグラフで確認でき、改善点を探るヒントになります。

インディードアナリティクス画面で応募率を確認画像

データを見て、どう改善したらいいの?

データを活用して応募率をアップさせるためには、次の4つのステップを踏むことが効果的です。

応募率をアップさせるための4ステップ

  1. 現状を把握する
  2. 問題を特定する
  3. 改善案を試す
  4. 結果をモニタリングする

1.現状を把握する:表示回数、クリック数、応募開始率、応募完了率を分析し、どの段階で数値が低下しているかを確認する

2.問題を特定する

  • 応募開始率が低い場合:広告の表現やキーワードに問題がある可能性
  • 応募完了率が低い場合:応募画面の入力項目が多すぎる可能性

3.改善案を試す

  • 求人内容の見直し:具体的かつ魅力的な情報を記載する。
  • 応募画面をシンプルに:入力項目を減らし、スマホからでも応募しやすくする。
  • クリックを増やす工夫:タイトルや画像を工夫して注目を集める。

4.結果をモニタリングする:改善後、データを定期的に確認して効果を検証し、さらに調整する。

データ分析と改善を繰り返すことで、採用活動の効果は高まります。豊富なデータを閲覧できるIndeed(インディード)を最大限に活用しましょう。

それでも「求人の見直しの仕方がよくわからなくて不安……」という方は、ぜひ1度、フォスターまでお気軽にご相談ください。御社の特色を理解することから始めて、何を改善できるのか、どうすれば応募が増えるのか、一緒に考えさせていただければと思います。

フォスターの採用支援実績はこちら

まとめ

応募率アップの秘訣は、ターゲットを明確にしたうえで、魅力的な求人広告をつくることです。同時に、表示数やクリック数を意識しながら、データを活用して改善を重ねていきましょう。Indeed(インディード)初心者でもこうしたポイントを押さえることで、応募率を大幅にアップさせられます。ぜひ、参考にしてみてください!

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