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求人ボックスとIndeed(インディード)の違いは?職種別のおすすめも

「求人ボックス」と「Indeed(インディード)」の違いを徹底比較!企業が求人サイトを選ぶ際のポイントを、利用者数・料金・操作性など3つの観点から解説。職種別の選び方についても紹介します。採用効果を上げたい担当者さん必見です!

求人ボックスとIndeed(インディード)とは?

求人ボックスとIndeedは、求職者と企業を結びつけるための求人情報サイトです。

どちらも「無料で求人掲載ができる」「検索軸が豊富」「クリック課金型広告が使える」など、共通する特徴を持っています。

まずは両者の基本的な仕組みから整理していきましょう。

似ているようで違う!求人ボックスとIndeed(インディード)の仕組み

求人ボックス」と「Indeed(インディード)」の仕組みの違い

求人ボックスIndeed
掲載方法✅ 直接投稿(自社で投稿)
🔄 クローリング(他サイトから自動取得)
✅ 直接投稿(自社で投稿)
🔗 提携ATS(採用管理ツールから連携)
主な特徴求人情報の集約力が高い
複数サイトからも広く自動取得
求人は企業発信が中心
掲載内容の管理性が高い
現在の主軸🔍「検索エンジン型」としての色が強い📋「求人プラットフォーム型」としての色が強い
仕組みのイメージGoogleの求人版企業が投稿する一般的な求人媒体に近い
スクロールできます

求人ボックスは「求人検索エンジン型」、Indeedは「直接投稿・提携型プラットフォーム」としての色合いが強くなっています。

以前はIndeedも、WEB上の求人を自動収集する「求人検索エンジン」として知られていましたが、現在では外部サイトの求人情報を自動で拾う「クローリング機能」をほぼ停止しており、主に直接投稿された求人や提携ATS(採用管理システム)経由の情報が掲載されています(※「提携ATS」とは、Indeedと連携した採用管理ツールのことで、そこに登録した求人が自動でIndeedに反映されます)。

一方、求人ボックスは今でもクローリングを活用しており、他の求人サイトに掲載された情報も集約して表示しています。

🔍 求人検索エンジンとは?

求人検索エンジンとは、複数の求人情報を一つのサイトで横断的に検索できるサービスのことです。
GoogleやYahoo!の「求人特化版」とイメージするとわかりやすいでしょう。
求職者は「キーワード+地域」などで検索するだけで、複数の求人サイトに掲載されている情報をまとめてチェックできます。

共通するメリット・デメリット

求人ボックスとIndeedは、それぞれ仕組みに違いがあるものの、以下のような共通のメリット・デメリットがあります。

ツール名 メリット デメリット
求人ボックス・Indeed
(求人検索エンジン)
採用コストを抑えられる 運用に専門知識が必要

◆共通メリット

【採用コストを抑えられる】

一般的な求人サイトでは、掲載料金として数十万…多ければ100万円以上(!)かかることもあります。

一方、求人ボックスとIndeedは基本掲載無料でスタートでき、有料オプションもクリック課金型のため、予算に応じた柔軟な運用が可能です。

中小企業でも手軽に始められるのが大きな魅力です。

◆共通デメリット

【運用に一定の専門知識が必要】

これらのサービスは、多くの企業が使っているため、自社の求人が埋もれがちになります。

そのためには、「検索されやすいキーワードの設定」や「魅力的なタイトルのつけ方」「クリック単価の調整」などの知識が欠かせません。

効果的な運用をするには、自社で勉強するか、必要に応じて外部の運用代行を活用することが求められます。

求人ボックスvs Indeed(インディード):3つの比較ポイント

ここからは、求人ボックスとIndeedの違いについて、3つに分けて詳しく解説していきます。

利用者数と求人掲載数

求人ボックスの月間訪問数は1000万以上(※1)、Indeedの月間訪問数は2390万以上(※2)のため、Indeedの方が利用者数は圧倒的です。求人掲載数は非公開ですが、Indeedは世界的にサービスを展開し、利用者数も多いので、求人掲載数も求人ボックスより多いことが予想されます。

この情報だけだと、「ユーザー数も求人数も多いなら、Indeedの方が採用に効果的だ」と感じてしまうかもしれません。たしかに、多くのユーザーが利用しているIndeedなら、多くの求職者から応募が来るかもしれません。しかし、求人数が多い=競合が多い、ということにもなります。地域や職種によってはライバルが多すぎて、自社の求人が露出しない…なんてことも。状況によってどちらがいいかは異なるので、利用を考える材料として受け取ってくださいね。

(※1:株式会社カカクコム 2024年3月)
(※2:Similar Web 2024年7月)

料金

求人ボックスとIndeedには、無料掲載と有料掲載の2つのプランがあります。

どちらのサービスも、有料掲載の場合はクリック課金型を採用しており、求職者が求人をクリックしたタイミングで費用が発生します。

つまり、「求人を掲載するだけ」では費用はかからず、求職者が求人に興味を持って詳細を見ようとしたときにだけコストが発生するという仕組みです。無駄なコストを抑えながら、効率的に採用活動を行えるのが特長です。

クリック単価‥‥‥すなわち1クリック当たりの金額相場は、数十円~数百円程度と求人ボックス・Indeedともに職種や地域などにより様々。

求人ボックスとIndeedの違いは、クリック単価を決める仕組みです。

求人ボックスIndeed
予算設定月額/日額の上限を決める月額/日額の上限を決める
クリック単価設定自分で手動設定 or Aiが自動で予算から配分AIが自動で予算から配分
スクロールできます

求人ボックスでは、1件ごとの求人に対して手動でクリック単価(CPC)を設定できる入札型の仕組みを採用しています。自社の予算や募集の優先度に応じて柔軟に調整できるため、費用対効果を意識した運用がしやすいのが特徴です。

一方、Indeedでは、AIが自動でクリック単価を調整する自動入札型が基本です。手間なく運用できる反面、細かなコントロールはしづらく、思った以上に費用がかかってしまうケースもあります。

どちらのサービスもクリック課金型であり、求職者が求人をクリックしたときに費用が発生します。このクリック単価は、同じ職種・地域で求人を出している企業が多いほど、検索結果の上位に載せようと高くなる傾向があります。

そのため、課金単価を抑えたい場合は、競合が多く掲載数の多いIndeedよりも、比較的掲載数が少なく競合が少ない求人ボックスの方が有利に働く場面もあります。

なお、両サービスともに月額の上限予算を設定できるため、あらかじめ決めた予算を超えて費用が発生することはありません。上限に達した場合は、自動的に無料掲載枠に切り替わる仕組みなので、安心して運用できます。

操作性

「求人ボックス」と「Indeed」は操作画面や検索の仕組みに違いがあります。

どちらもフリーワード検索ができることや雇用形態・職種・条件面などから絞り込み検索できる点は同じです。しかし、エリアを絞る際に、Indeedは地域で選択しかできませんが、求人ボックスは沿線・駅名、現在地で絞り込むことも可能です。

また各条件を絞り込むときも、求人ボックスの方が多様な条件から選択直観的な操作が可能で、比較的日本人好みのサイト設計です。

Indeedはシンプルなサイト設計ゆえ、使い慣れていないと、求職者それぞれの希望に合った求人を探すのは若干難しい印象を受けます。

これらの操作性は日々変わっていくので、求人媒体を選ぶ際に参考程度で受け取ってください。

職種別!どっちの求人サイトを選ぶ!?

ここまでの情報で、「じゃあどっちを選べばいいの?」と悩んでしまう方もいらっしゃると思います。実際に、どちらの方が適しているかは職種や地域、競合の状況などに左右されるので、一概にこうとは言えません。しかし一般的な傾向として、職種別にどちらが適しているかを以下にまとめました。

職種求人ボックスが適している場合Indeedが適している場合
エンジニア・IT職地方や中小企業の採用でコストを抑えつつ募集したい専門スキルを持つ人材を全国から幅広く集めたい
接客・販売地域密着型の店舗スタッフや短期バイトなどを効率的に集めたい複数拠点を展開する企業で多くの応募を集めたい
製造・軽作業ローカルな工場勤務や未経験者向けアルバイトを低コストで募集したい大手製造業や経験者・技能者の募集を強化したい
医療・介護地方施設で人材確保をしたい、または採用コストを抑えたい資格保持者や経験者など条件付き求人で広く露出させたい
事務・オフィスワーク短期・派遣・パートなどライトな求人を地域限定で行いたいフルタイムや正社員を含め、幅広い層へのリーチを狙いたい
スクロールできます

弊社の経験ですが、ある企業様がIndeedで求人を出していたものの、競合が多く、費用をかけても思うように露出が増えずにお困りでした。そこで求人ボックスに掲載したところ、コストを抑えながらも表示回数・クリック数の両方を伸ばすことができたという事例があります。

Indeedは利用者が多いため、自社に合った人材が利用している可能性は高いものの、その分、他社の求人に埋もれてしまうリスクもあります。状況に応じた使い分けが大切ですので、どちらを選ぶべきか迷った際はぜひ一度ご相談ください。

採用事例はこちら

まとめ

両サイトにはそれぞれ異なる強みがあり、企業の規模や採用ニーズによって適した選択肢は変わってきます。

求人ボックスは中小企業の掲載が多く、地域に根ざした採用や、コストを抑えた求人活動に向いています。

一方、Indeedは国内外で広く使われており、求職者の数が非常に多いのが特長です。多くの応募を集めたい場合や、全国規模で人材を探す企業に適しています。

どちらも採用活動を支える有効な手段です。自社の状況に応じて、どちらか一方、または併用することで、より良い結果につながるでしょう。

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